2006/02/11 医師確保が困難、崩壊寸前の地域医療!

  

2月9日、10日の2日間、西紋別地区の地域医療の現状と課題、道立紋別病院の医療機能の充実、医師確保問題に関して、民主党・道民連合議員会とフロンティア議員会で、現地に出向き、合同調査(団長沢岡信広)を行った。
2月9日(木)午後2時から 紋別セントラルホテルにおいて、西紋別地区関係市町村長(紋別市、滝上町、興部町、雄武長、西興部村) 、同議長との意見交換、懇談会を開催し、西紋別地区の医療環境、紋別病院の医療機能の充実、医師確保問題について、率直な意見交換を行った。
また、午後3時30分からは、同じ会場で、「道立紋別病院医療機能等の充実を求める紋別市民の会(会長 知見紋別商工会議所会頭)」関係者(約20人)と懇談し、道立紋別病院の現状と医師確保問題に関して、実情聴取と意見交換を行った。
道立紋別病院の産婦人科の医師の欠員問題に端を発して、全道各地の公立病院、国保病院などで、臨床研修制度の導入による大学病院医局の医師不足に対処する派遣医師の引き上げ、大学病院の独立行政法人化による採算重視と病院経営の観点からの派遣医師の引き上げなどにより、今日、道北や道東の地域医療に携わる医師不足が深刻化し、病院の崩壊ばかりか、地域に安心して住み続ける最低限の生活条件が、根底から崩壊する事に対する住民の危機感が、益々大きくなっている。
関係自治体の首長、議会議長、市民の会関係者から、地域医療の崩壊の危機に直結する医師確保問題の深刻さとその影響、住民の健康不安、地域で安心して生活出来る医療環境の確保の必要性について、地域の現実と実態が述べられた。
民間病院や他の公立病院との競争、道外の医師招聘には、給与面の待遇改善、研修体制の充実など、緊急的に必要な対策を真剣に検討し、具体的な対策を講じない限り、医師確保の競争に勝てない現実について、道への対策構築の期待も述べられた。
翌日の10日(金)は、午前9時から、紋別病院会議室において、紋別病院関係者からの事情聴取と意見交換、懇談会を開催し、病院内の状況も視察して、現場の医療スタッフの皆さんから生の声も聞く事が出来た。
道職員の人件費10%削減問題も、医師の退職理由の大きな要因になっているという。一般職と同じ給与体系と制度の下では、有能な医者、意欲のある医者の招聘や、大学病院からの派遣要請が難しい現状を直視し、抜本的な待遇改善の必要性を、粘り強く訴えていかなければならない。
いずれにしても、紋別病院の産婦人科、精神科、循環器科などの医師の欠員や定員不足は、その診療科全体の医療スタッフの将来にも、大きな影響を与えている。
医師の欠員により、入院機能が失われ、外来診療だけでは、万一の事態に対処出来ない不安が、住民の紋別病院離れを加速している。医療現場でも、地方と都市部の医療環境の格差の拡大、光と影が、住民の健康と生活に大きな不安を与えている。
私は、今回の合同調査団の団長を務めたが、こうした道内の医療機関の実態、地域医療の現実を、高橋知事に質し、医師確保の方策を早急に確立させる必要性を痛感した。
合同調査団の構成は、以下のとおり。
◆調査団名◆
「北海道議会民主党道民連合・フロンティア議員会地域医療問題合同調査団」
◆合同調査団参加議員名◆ 
顧 問  西 本 美 嗣 (副議長、民主党・道民連合、札幌市西区選出)
団 長  沢 岡 信 広 (民主党・道民連合幹事長、北広島市選出)
副団長 岡 田 憲 明 (保健福祉委員長、フロンティア会長、深川市選出)
副団長 林   大 記 (民主党・道民連合政審会長、札幌市南区選出)
事務局長 井 上 真 澄 (フロンティア幹事長、紋別市選出))
団 員   佐 野 法 充 (民主党・道民連合、札幌市豊平区選出)
団 員   日 下 太 朗 (民主党・道民連合、網走支庁選出) 
団 員   保 村 啓 二 (民主党・道民連合、網走支庁選出)
団 員   大 河 昭 彦 (フロンティア、滝川市選出)
団 員   織 田 展 嘉 (フロンティア、石狩市選出)