2005/03/31

原田宏二著「警察内部告発者」で振り返る道警裏金問題の深層!

 3月24日、道議会第一回定例会が終了した。5回連続、提案した百条委員会設置の決議は、自民党、公明党の道議会議員によって、否決された。

 道民には、道警裏金問題に対する反対議員の弱腰ぶり、事なかれ主義、警察権力におもねる姿勢が、益々明白になり、次回選挙に向けた投票判断基準が、明確になった。

 道議会が終わって、元釧路方面本部長であった原田宏二氏の著作「警察内部告発者」を読み返している。

 昨年二月中旬、札幌市内のホテルの一室で、原田宏二氏と面談し、在職当時の道警内の裏金の実態、幹部関係者の飲食、接待、餞別などの様々な金銭感覚など、およそ警察組織内の出来事とは思えないヤミの部分を聞かされた。

 実名告発に踏み切るまでの心の揺れ、家族への配慮、家族間のやり取りが、赤裸々に語られ、最後の勇気、決意を促したことに感銘した。地方採用の最高幹部でも、裏金を作る側から、使う側へ、昇任していく途中では、流れに逆らう事が出来ず、誰も止める事、止めさせる事が出来なかったという。

 原田宏二氏の「警察内部告発者」は、そうした一握りの警察キャリア幹部を頂点とする道警察組織の異常さが浮き彫りになっている。

 北海道警察には、「不偏不党」という姿勢、精神がない。

 「百条委員会設置決議」を否決してくれた政党の会派に、警察本部長以下幹部が、お礼参りの挨拶に出向き、賛成した我々の政党・会派には、議会終了後、一言のわびの挨拶もなければ、顔も出さない。道議会が、裏金問題で時間を費やしている事自体、道政に停滞を招いて、道民に迷惑をかけているという捉え方をしていない。

 不遜な態度である。道警察と自民党、公明党は、さしずめズブズブの関係に成り下がった感がある。リスクを覚悟で、体をはって、闘うべきと言いたいが、所詮は、人の子、触らぬ神には祟りなし、道議会でまともな議論も追及も出来ない事は、道民には、先刻お見通しということである。

 私の手元には、実名の入った裏帳簿も、設定書も、道警裏金問題のヤミの部分を告発した投書がいくつもある。道警関係者の浅はかな悪知恵で、架空の書類作りをするシステム、裏金操作、やり口は、簡単に想像することが出来る。

 この期に及んでも、全容を道議会に報告していない。 だから、許せないのである。
確認監査の結果が出た時は、徹底的な追及で、最後のウミを出し切らなければならない。

 いずれにしても、道警裏金問題で、道議会でまともな議論も追究も出来ない議員諸氏が、日頃、道民利益を公言し、正義を振りかざしても、目の前の疑惑や不正に、追究の鉾先が鈍るようでは、たいそうな大口は、たたかない方が良いと言ったところである。